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東日本豪雨・鬼怒川決壊2年 転出続き戻らぬ活気

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東日本豪雨・鬼怒川決壊2年 転出続き戻らぬ活気

2015年9月の関東・東北豪雨で堤防が決壊した茨城県常総市の鬼怒川沿いの地区。再建した住宅が目立ち始めた=9日午後 2015年9月の関東・東北豪雨で堤防が決壊した茨城県常総市の鬼怒川沿いの地区。再建した住宅が目立ち始めた=9日午後

 平成27年9月に茨城県常総市の鬼怒川の堤防が決壊した東日本豪雨から10日で2年を迎えた。生活やなりわいの再生が進む一方、転出したまま戻らない人も多く、商店街は徐々に衰退。自力で家を建てられない高齢者は住んでいた元の地区を離れ、孤立が懸念される。市商工会によると、27~28年度に水害を原因として約50の事業者が廃業。市の人口は水害後1年で800人以上減った。減少のペースは前年の約3倍で、水害が起こる街には住みたくない、と転出した若い世帯や、避難先に住み着いたケースがあり、水害前の活気は戻っていない。

 総務省消防庁によると、東日本豪雨では宮城、茨城、栃木3県で計8人が死亡。常総市では市の面積のおよそ3分の1に当たる約40平方キロが浸水、5千棟以上が全半壊した。災害関連死も同市で6人が認定された。

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