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米国男性の請求退ける 息子連れ去り審判で富山家裁

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米国男性の請求退ける 息子連れ去り審判で富山家裁

 離婚した日本人女性(48)が息子(13)を無断で日本に連れ帰ったとして、米国人男性(50)が女性を相手取り息子の引き渡しを求めた審判で、富山家裁(原啓一郎裁判長)は「(息子の)現在の平穏な生活を奪い、意思に反する」などとして男性側の請求を退けた。決定は5日付。

 男性の代理人弁護士によると、平成20年に米国で離婚し、ワシントン州の裁判所で、男性が息子の「監護者」となることや、男性と女性が合意しない限り転居しないことなどを明記した養育計画を定めていた。

 家裁決定では、計画でいう監護権は国内法上の監護権とは意味が異なることから、男性は「日本法上の『監護者』には当たらない」と指摘。引き渡しが「未成年者の福祉に反する」と結論づけた。

 男性の代理人弁護士によると、女性は22年、大使館に息子の旅券を紛失したとする虚偽の申請を行い、不正に旅券を取得して日本に帰国。女性側は審判で、息子がすでに日本の生活になじんでいる状態を尊重して自身を監護者に指定するよう求めていたが、富山家裁はこの請求も却下した。

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