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【平成30年史 変容する犯罪(5)】「落とす」取り調べ技術 可視化・黙秘権…捜査は激変、真相解明が阻害される懸念

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【平成30年史 変容する犯罪(5)】
「落とす」取り調べ技術 可視化・黙秘権…捜査は激変、真相解明が阻害される懸念

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 取り調べ技術。これまでの捜査現場では、「先輩から見て学べ」と言われていた。大事件があれば名刑事が取り調べに投入され、その相棒として次代を担う若手が補助を務めた。

 「容疑者は落ちる(自供する)直前に大きくつばを飲み込んだりする。『近い』と思ったときに、容疑者が水をくれと言ってもやらない。水を与え、そのまま供述まで飲み込まれて痛い目にあったことは誰しも経験する。その瞬間が分かるかどうかが左右する」と元取調官は明かす。

 だが、取り調べで容疑者を落とす過程を若手が体験する機会が減少しているという。殺人などの重要事件では最近、当初容疑を認めていた容疑者が弁護士がついた後に黙秘に転じるケースが相次いでいる。

 取り調べの録音・録画(可視化)が拡大する中、日本弁護士連合会が黙秘権の効果的な使い方をレクチャーする研修を全国で開催。「黙秘権」を積極的に活用する動きが弁護士に広まっているためだ。

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