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日航機墜落32年 東日本大震災遺族とも深まる絆 「家族失った思いは同じ」

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日航機墜落32年 東日本大震災遺族とも深まる絆 「家族失った思いは同じ」

日航ジャンボ機墜落事故遺族の美谷島邦子さん(左)と東日本大震災で家族4人を亡くした佐々木清和さん=昨年2月、宮城県名取市(閖上の記憶、渡辺成一さん提供) 日航ジャンボ機墜落事故遺族の美谷島邦子さん(左)と東日本大震災で家族4人を亡くした佐々木清和さん=昨年2月、宮城県名取市(閖上の記憶、渡辺成一さん提供)

 2人は現在も手紙などでやりとりを続ける。佐々木さんは昨年8月、御巣鷹の尾根に初めて登った。現場がいかに大切にされているかは、手入れが行き届いた墓標や山道が示していた。「自分たちにとっての閖上の資料館や慰霊碑と同じ」だった。

 佐々木さんは「美谷島さんとつらい思いを直接話し合うわけではないが、きっと通じている。心の支えで、気持ちを楽にさせてくれる存在だ」と話す。12日は追悼慰霊式にも出席する予定だ。「三十三回忌は一つの区切り。あの時間に、あの場所にいたい」という。

 美谷島さんも思いは同じだ。「互いに、明日を生きるための力になっているんだろうと思う」。美谷島さんは墜落事故の遺族でつくる「8・12連絡会」の事務局長を務める。墜落事故だけでなく、以降に発生した事故や災害で生まれた遺族の悲しむ時間も「少しでも短くなればいい」との思いを抱いている。

 「私と佐々木さんが涙を流したのは違う場所と時間だけど、つながることができる。大切な人をなくした涙はそういうもの。言葉はいらない」

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