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日航機墜落32年 東日本大震災遺族とも深まる絆 「家族失った思いは同じ」

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日航機墜落32年 東日本大震災遺族とも深まる絆 「家族失った思いは同じ」

日航ジャンボ機墜落事故遺族の美谷島邦子さん(左)と東日本大震災で家族4人を亡くした佐々木清和さん=昨年2月、宮城県名取市(閖上の記憶、渡辺成一さん提供) 日航ジャンボ機墜落事故遺族の美谷島邦子さん(左)と東日本大震災で家族4人を亡くした佐々木清和さん=昨年2月、宮城県名取市(閖上の記憶、渡辺成一さん提供)

 乗客乗員520人が亡くなった日航ジャンボ機墜落事故は、12日で発生から32年となった。長い年月が過ぎる中で、事故の遺族らと、各地でその後に起きた別の事故や災害の遺族との交流も生まれている。東日本大震災で家族4人を失い、語り部を続ける陸上自衛官、佐々木清和さん(50)=山形県東根市=もその1人だ。「家族を失った思い、安全な社会への願いは同じ」。三十三回忌の日、佐々木さんは墜落現場の御巣鷹の尾根(群馬県上野村)に登る。(川畑仁志)

 「長女は生きていれば20歳。だけど、14歳のまま時は止まっている」。佐々木さんは5日、宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区の津波復興祈念資料館「閖上の記憶」で来館者に語りかけた。

 妻、りつ子さん=当時(42)=と長女の和海(かずみ)さん=同(14)、義父母の4人を津波で失った。震災の語り部を始めたのは平成27年6月。当初は「『かわいそうな人がいる』と話を聞いてもらえばいい」という思いだった。

 だが、8カ月後の28年2月、墜落事故で次男の健君=同(9)=を亡くした美谷島邦子さん(70)=東京都大田区=の講演を同資料館で聴き、「視線を上げ、前に進むきっかけ」をもらった。美谷島さんは淡々とした口調だったが、健君への深い愛情が心に響いた。会話を通じて他人の悲しみを受け入れる広さも感じた。「30年の重みなんだな」。佐々木さんはその後の語り部活動で、命の大切さなども伝えるようになった。

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