産経ニュース

【加計学園問題】加計獣医学部、認可判断保留へ 設置審、文科相答申延期へ

ニュース 社会

記事詳細

更新

【加計学園問題】
加計獣医学部、認可判断保留へ 設置審、文科相答申延期へ

学校法人「加計学園」が獣医学部を新設予定の建設現場=7月、愛媛県今治市 学校法人「加計学園」が獣医学部を新設予定の建設現場=7月、愛媛県今治市

 政府の国家戦略特区制度を活用した学校法人加計(かけ)学園(岡山市)の獣医学部新設計画をめぐり、同学園が来年4月に愛媛県今治市で開学を目指す獣医学部設置の認可申請を審査する文部科学省の大学設置・学校法人審議会(設置審)の非公開会合が9日開かれ、獣医師養成に向けた教育環境に課題があるとして、認可の判断を保留する方針を決めた。設置審は今月下旬に林芳正文科相に答申する予定だったが、延期される見通しとなった。

 獣医学部設置認可をめぐっては、今年1月、同学園が獣医学部設置を可能とする今治市の国家戦略特区での事業者に選定され、文科相が4月に設置審に認可の可否を諮問し、設置審が審査を続けていた。

 関係者によると、設置審はこれまでに教員数に見合った入学定員数を見直すことなどを要請。学園側は当初計画の定員160人を140人に減らしたほか、新たな分野であるライフサイエンスや、日本の獣医学教育で手薄とされた公衆衛生などについてカリキュラムを工夫してきた。

 ただ、この日の非公開の会合では、教育環境について不十分な点や課題などが指摘されたという。

 設置審は今後、学園側に教育環境面での修正を求め、来月以降も断続的に審議を行い、同学園が目指す来年4月の獣医学部新設の認可について判断する。

 獣医学部は獣医師が充足しているとして設置が規制されてきた経緯があり、開学すれば約50年ぶりとなる。

「ニュース」のランキング