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【九州北部豪雨】「まるでモグラたたき」防災学者も嘆く日本の中小河川整備の実態 「50年の1度」の基準を軽々とオーバー 

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【九州北部豪雨】
「まるでモグラたたき」防災学者も嘆く日本の中小河川整備の実態 「50年の1度」の基準を軽々とオーバー 

福岡県朝倉市の赤谷川は、筑後川(手前)に濁流を注ぎ込んだ=7月11日、同市 福岡県朝倉市の赤谷川は、筑後川(手前)に濁流を注ぎ込んだ=7月11日、同市

 気象庁のデータによると、朝倉市内を流れる大河川「筑後川」から分岐する中小河川「桂川」の流域雨量指数は、正午には増え始め、午後2時ごろには最も危険度の高い基準を超えた。その後も増加して基準を大きく上回り、ピークは午後7時ごろ。市内で氾濫した「赤谷川」「北川」でも同様に最大危険度の基準を大きく超えていた。

 気象庁関係者によると、この最も危険度の高い基準は「過去の重大な洪水害発生時に匹敵する値」とされ、「50年に1度」規模の流量に相当するという。

平成24年豪雨とは異なる場所で氾濫

 国土交通省や都道府県が管理する大河川は観測所で水位を常時監視しているが、上流部や支流の中小河川には観測所がない。中小河川の流量が推定できるようになることで中小河川の実態解明が進めば、今後課題になってくるのは、実態に基づく防災対策だ。

 九州北部では平成24年7月にも豪雨に見舞われている。気象庁によると4日間降り続いた大雨により、熊本、佐賀、福岡、大分の各県で総雨量500ミリを超えた観測所が計5地点、7月1カ月分の1・5倍以上となった観測所も2地点あった。河川の氾濫や土石流で死者・行方不明者計32人、家屋1万3263棟が被害を受けた。

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