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【九州北部豪雨】「まるでモグラたたき」防災学者も嘆く日本の中小河川整備の実態 「50年の1度」の基準を軽々とオーバー 

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【九州北部豪雨】
「まるでモグラたたき」防災学者も嘆く日本の中小河川整備の実態 「50年の1度」の基準を軽々とオーバー 

福岡県朝倉市の赤谷川は、筑後川(手前)に濁流を注ぎ込んだ=7月11日、同市 福岡県朝倉市の赤谷川は、筑後川(手前)に濁流を注ぎ込んだ=7月11日、同市

 福岡、大分両県を5日に襲った豪雨は、気象庁が直前に運用を始めた「流域雨量指数」によって、一部の中小河川で「50年に1度」のレベルをはるかに超える水量が押し寄せていたと推定されることが判明した。大河川と異なり常時観測態勢がなく、氾濫した河川を強化しても別の場所で氾濫が起きるという「まるでモグラたたき」(防災学者)のような整備が続いてきた中小河川。流量を予測できる流域雨量指数の導入で実態解明が進むとみられ、今後はデータに基づき、どのような対策を行っていくかが課題になりそうだ。(社会部 市岡豊大)

「50年に1度」基準を大幅超え

 「500年に1回くらいと言っても過言ではないほどの流量だったのではないか」 

 ある気象関係者は、折れ線グラフで示された朝倉市内3河川の「流域雨量指数」を見て、驚きの声を上げた。今回の豪雨被害が起きた5日の指数の推移は、「50年に1度」の基準を大きく超えていたことを示している。

 流域雨量指数とは、予測雨量を基に、雨が地表や地中から川へ流れ込む過程をモデル化し、河川の流量を予測できる数値だ。気象庁は、洪水危険度の高まりを把握できる指標ととして、4日から流域雨量指数を用いた「洪水警報の危険度分布」の運用を始めていた。

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