産経ニュース

原発被災、耐震強化の契機 津波対策は後手、福島第1原発事故防げず 新潟県中越沖地震10年

ニュース 社会

記事詳細

更新


原発被災、耐震強化の契機 津波対策は後手、福島第1原発事故防げず 新潟県中越沖地震10年

火災が発生し、煙が上がる東京電力柏崎刈羽原子力発電所=平成19年7月16日(第9管区海上保安本部提供) 火災が発生し、煙が上がる東京電力柏崎刈羽原子力発電所=平成19年7月16日(第9管区海上保安本部提供)

 中越沖地震では他に、6号機で燃料貯蔵プールの水が揺れであふれ、微量の放射性物質が海に漏洩(ろうえい)。また、緊急時対策室となる予定の施設の扉がゆがみ、出入りできなくなった。東電の岡村祐一・原子力設備管理部長代理(51)は「トラブル時に緊急時対策室が使えず、指揮が執れなかったことは社内で痛恨の極みだった」と振り返る。

 しかし今年2月、その教訓を生かして設置された柏崎刈羽の免震重要棟の耐震性が不足し、東電が把握後も約3年間、原子力規制委員会に報告していなかったことが発覚し、地元の不信感は強まっている。一方、福島第1原発でもその後、免震重要棟が設置され、東日本大震災では事故対応の要として大きな役割を果たした。 (鵜野光博)

このニュースの写真

  • 原発被災、耐震強化の契機 津波対策は後手、福島第1原発事故防げず 新潟県中越沖地震10年
  • 原発被災、耐震強化の契機 津波対策は後手、福島第1原発事故防げず 新潟県中越沖地震10年
  • 原発被災、耐震強化の契機 津波対策は後手、福島第1原発事故防げず 新潟県中越沖地震10年

「ニュース」のランキング