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大坂正明容疑者逮捕へ 追跡46年 執念実る 慰霊碑設置の元警察官も涙

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大坂正明容疑者逮捕へ 追跡46年 執念実る 慰霊碑設置の元警察官も涙

大坂正明容疑者(警察庁提供) 大坂正明容疑者(警察庁提供)

 渋谷暴動事件で、警視庁公安部は7日に殺人など5容疑で大坂正明容疑者(67)を逮捕するが、発生から実に46年の歳月を要した。中核派のデモ隊と機動隊が衝突し、火炎瓶で一帯が火の海と化した東京・渋谷の神山町地区。現在は「奥渋谷エリア」として人気を集め、おしゃれなギャラリーやカフェが立ち並ぶ。事件の面影を今に伝えるのは、商店街の精米店脇に設置された小さな慰霊碑だけだ。

 にぶい輝きを放つ黒御影石の碑面には、殉職した新潟県警の中村恒雄警部補=当時(21)、2階級特進=を追悼する句が刻まれている。

 〈星一つ落ちて都の寒椿〉

 階級章が「星一つ」の巡査だった中村警部補は、関東管区機動隊員として警視庁へ応援派遣されていた。事件当日は神山派出所周辺の警備中に、暴徒と化した数百人のデモ隊と遭遇。ガス銃で応戦したものの、鉄パイプや角材でたたかれた上に火炎瓶数本を投げつけられ、全身に大やけどを負って殉職した。

 別の警察官をかくまったパン店経営の堀内秀治さん(59)は「店の前を火炎瓶が飛び交い、一瞬で大騒ぎになった。家族総出で夢中で火を消した」と当時を思い出し、声を震わせる。

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