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准強姦事件で被告の医師側「被害女性の意思に反して起訴」「『弁護士が職場に押しかけてくる』と言われ、示談できなかった」

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准強姦事件で被告の医師側「被害女性の意思に反して起訴」「『弁護士が職場に押しかけてくる』と言われ、示談できなかった」

 酒に酔った20代の女性に暴行したとして準強姦(ごうかん)などの罪に問われた東京都港区の医師、松岡芳春被告(32)の初公判が5日、さいたま地裁(佐々木直人裁判長)であり、罪状認否で松岡被告は「姦淫しておりません」と起訴内容を否認した。さらに弁護側は起訴が被害者の女性の意思に反して行われたとして「公訴権の乱用」を主張し公訴棄却を求めた。

 弁護側によると、女性は弁護側が(示談の)交渉を希望していると警察官から知らされた際、「弁護人に連絡先を教えると職場まで押しかけてくる」などと伝えられ、交渉のイメージを誤解。女性は被害弁償を受けられれば、公判を希望する意思がなかったという。

 一方、検察側は冒頭陳述で、女性に自分の連絡先を弁護側に伝えるか確認した際に「教示を希望しない旨の回答を受けた」と説明。処罰感情の存在も確認したとして、起訴の有効性を主張した。

 この事件の捜査を担当した警察官の証人尋問も行われた。示談について説明した際の女性の反応について検察側から問われると、「どちらかというと(示談に)消極的だった」と答えた。証拠調べでは、女性が度々示談について質問していたことも明かされた。

 冒頭陳述によると、松岡被告は昨年8月26~27日、東京都大田区のマンションの一室で、20代女性を泥酔させ、隠し部屋に連れ込んで暴行したとしている。

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