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雪崩事故 ビーコン不携帯で捜査難航相次ぐ 装備徹底を 長野

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雪崩事故 ビーコン不携帯で捜査難航相次ぐ 装備徹底を 長野

スキー場のゲレンデ外に通じる出口に設置されたビーコンチェッカー=2月、長野県白馬村(白馬村観光局提供、共同) スキー場のゲレンデ外に通じる出口に設置されたビーコンチェッカー=2月、長野県白馬村(白馬村観光局提供、共同)

 全国で相次ぐ雪崩事故で、登山者らが遭難時に電波を発信するビーコンを所持せず、捜索が難航するケースが目立っている。長野県白馬村の北アルプス白馬岳(2932メートル)で4月28日に起きた雪崩事故では男性2人が巻き込まれ、1人は自力で脱出したが、残る1人は行方不明のままだ。今も雪が残る山は多く、山岳関係者は遭難時に早期発見ができるよう装備の徹底を呼び掛けている。

 白馬岳の雪崩事故現場は、標高約2300メートルで一年を通じて雪が残る大雪渓。発生時には、付近に登山者やスキーヤーがいたという。

 「ビーコンの反応があれば当日中に発見できた可能性は十分にある」。県警山岳安全対策課の担当者は振り返る。天候悪化で捜索が中断された翌29日以降、新たな雪崩も発生し捜索活動は思うように進んでいない。

 戸狩温泉スキー場(飯山市)では2月、ゲレンデ近くで作業中の従業員3人が雪崩に巻き込まれた。うち2人は間もなく脱出したが、1人は発見までに約2時間かかり、その後死亡が確認された。同スキー場の村松敏人社長は事故前、ビーコン配備を求める現場の声に懐疑的だったといい「雪崩は想定外だったが、(ビーコンが)あるに越したことはなかった」と対応の遅れを悔やむ。

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