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【ニュースの深層】ジェット水流で内臓損傷、死亡のケースも 並走、蛇行、急接近…危険な水上バイクが東京の川を疾走中 飲酒操縦の規制もなし

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【ニュースの深層】
ジェット水流で内臓損傷、死亡のケースも 並走、蛇行、急接近…危険な水上バイクが東京の川を疾走中 飲酒操縦の規制もなし

水上をパトロールをする東京湾岸署の警備艇=東京都江東区 水上をパトロールをする東京湾岸署の警備艇=東京都江東区

 隅田川では10年近く前から悪質マナーの水上バイクが目立ち関係者を悩ませてる。隅田川沿いの事業者らでつくる屋形船東京都協同組合の佐藤勉理事長は、「船が横揺れするくらいの引き波を立てるので危険。注意すると『うるせえ!』と言い返したり、入れ墨、タバコ、ラジカセの大音量をひけらかしたりする者もいる」とマナーの悪化を指摘する。

落下で死亡事故も

 水上バイクは無理な運転をすれば運転者や同乗者も危険な目に遭う。特に後部座席の同乗者が落水しやすく、ひどい場合は、はずみで推進装置のジェット水流が肛門から体内に入り、内臓を傷つける。

 平成23年7月には兵庫県の沖合で、最後尾に乗っていた20代女性が落水し、噴き出す水が体内に入って内臓を損傷するなどして死亡。27年8月には徳島県で、落水した30代男性が流水で内臓破裂した。

 海上保安庁などは、通常の水着ではなく、ウエットスーツを着るよう呼びかけている。

都条例改正へ

 都内の水上の取り締まりについては現在、昭和23年施行の「都水上取締条例」が適用されており、船舶やいかだの航行について規定されている。ただ、高出力の水上バイクやプレジャーボートの普及は想定されておらず、陸上交通では常識となっている飲酒操縦の規制もない。

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