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新潟大、東北大教員かたり寸借詐欺 「財布落とした。2万円貸して」 

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新潟大、東北大教員かたり寸借詐欺 「財布落とした。2万円貸して」 

 新潟大(新潟市西区)や東北大(仙台市)の教員だと称して「交通費が足りない」などと偽って、神社に訪れた人などに男が声を掛け、現金をだまし取る詐欺が首都圏で相次いでいる。1件当たりの被害額は数千円から2万円。新大は「少しでも『怪しい』と感じたら、大学に問い合わせてほしい」と注意を呼び掛けている。

 新大によると、男は50代くらいの中肉中背で、おかっぱの白髪交じり。「ツジノ」や「ミズシマ」「ユキノ」と名乗り、主に神社や教会に現れている。

 3月下旬に被害に遭った30代の男性は、JR神田駅(東京都千代田区)近くの神社で絵馬を見ていたところ、男に声を掛けられた。男は「新潟大の教員で、テレビ番組にも出演した」と自己紹介した上で、神社近辺の歴史を解説し知識の豊富さをみせつけた。男性が新潟市出身と分かると、男は市内の飲食店を話題にし、新潟の事情に詳しいという印象を植え付けた。

 男性は男をすっかり信用してしまい、別れ際に男から「財布を落としてしまった」と相談されると、貸す約束で2万円を渡した。その後、教えられた携帯電話の番号にかけたところ別人につながり、詐欺だと初めて気付いたという。

 新大の教員をかたる同様の詐欺は、平成27年7月からこれまで11件の報告があり、被害総額は計約10万円。新潟大は「巧みな話術と知識の豊富さに惑わされてしまったのではないか」とみており、ホームページ上で注意喚起を行っている。

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