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GPS捜査で一部無罪主張 検察は「違法性重大でない」

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GPS捜査で一部無罪主張 検察は「違法性重大でない」

 警視庁が裁判所の令状を取らないまま、捜査対象者の車に衛星利用測位システム(GPS)の発信器を装着していた自動車盗事件で、窃盗罪などに問われた被告の男の論告求刑公判が12日、東京地裁(島田一裁判長)で開かれた。検察側は「GPS捜査の違法性は重大ではなかった」と述べ、懲役6年を求刑した。弁護側はGPS捜査で収集した証拠の排除を求め、一部無罪を主張し結審した。判決は5月30日。

 検察側は論告で、警視庁が被告の車にGPS発信器計10台を装着したと明かし「GPSの使用には高度の必要性が認められ、被告のプライバシーへの制約は大きくなかった」とした。

 GPS捜査をめぐっては最高裁が3月に「プライバシーを侵害しており強制捜査に当たり、令状がなければ違法」との初判断を示した上で、現行法の令状では対応できないとして新たな法整備を促した。

 男は、窃盗や覚せい剤取締法違反などの罪に問われた無職、福間康成被告(48)。起訴状では平成25年8月~26年6月、関東や関西で自動車盗を繰り返したほか、相模原市内で覚醒剤約0・7グラムを所持、使用したなどとしている。

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