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【消防最前線】消火現場で「ひざ」をついてはいけない理由は? 本物の炎の熱気、視界をふさぐ黒い煙…

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【消防最前線】
消火現場で「ひざ」をついてはいけない理由は? 本物の炎の熱気、視界をふさぐ黒い煙…

実際の火災現場の環境を再現した「模擬消火訓練施設」に入る緒方記者(一番後ろ)ら=2月、東京都渋谷区 実際の火災現場の環境を再現した「模擬消火訓練施設」に入る緒方記者(一番後ろ)ら=2月、東京都渋谷区

炎の中にいざ潜入

 記者も教官に手伝ってもらいながら装備を完了し、いよいよ「模擬消火訓練施設」の中へ。この施設は、室内に本物の炎や煙を発生させることで、火災現場と同じような環境で訓練ができる。今回与えられた“ミッション”は、放水しながら突入する教官に続いて室内に入り、要救助者にみたてた人形を外へ運び出すというもの。入り口付近に立っただけで、「ジリッ」と焼け付くような熱気が肌を刺激した。

 「頭を低くして! 身をかがめないと、やけどしますから!」。室内の天井付近に設置された温度計が示している数値は、250度。室内で火災が発生すると、熱せられた熱い空気は上に行くため、天井に近づくほど高温になる。教官はホースを持ちながらしゃがみ込むような姿勢で、比較的低温の床に近い部分を一歩ずつ、安全を確認しながら進んでいく。

 慌ててその後に続くと、再び教官の声が飛んできた「ひざはつかないように!」。ホースから出た水は、炎にさらされて熱湯になる。ひざを床に付ければ、実際の現場ではやけどする可能性もあるという。緊張感から、呼吸が荒くなる。煙が立ちこめると数メートル先の視界はほとんどなくなり、教官の声と手の先の感覚を頼りに進む。

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