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【消防最前線】消火現場で「ひざ」をついてはいけない理由は? 本物の炎の熱気、視界をふさぐ黒い煙…

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【消防最前線】
消火現場で「ひざ」をついてはいけない理由は? 本物の炎の熱気、視界をふさぐ黒い煙…

実際の火災現場の環境を再現した「模擬消火訓練施設」に入る緒方記者(一番後ろ)ら=2月、東京都渋谷区 実際の火災現場の環境を再現した「模擬消火訓練施設」に入る緒方記者(一番後ろ)ら=2月、東京都渋谷区

 「それでは、防火服を装着してください」。この日用意してもらった装備は、実際に火災現場に出動する隊員と同じもの。防火服の上衣と下衣、防火帽、長靴のセットで、全て身につけると9キロほど。とくに、長靴の底にはくぎの踏み抜きなどを防ぐ鉄板が入っていて、重りを足につけて歩いているようだった。防火帽には後頭部を守る「しころ」と呼ばれる防火性の布がついており、装着すると周囲の音が少し、聞こえづらくなる。

 さらにここへ、重さ約11キロの空気ボンベを背負う。総重量はなんと約20キロ。よろいを着ているような感覚だ。

 「ここまで、通常は45秒程度で装着します。見ていてください」

 記者が装着にもたついていると、教官がお手本を見せてくれた。安全靴に下衣から上衣、ヘルメットを流れるような動作で身につけ、重さ11キロのボンベを「ヒョイッ」と背負う。装着は40秒ほどで完了。無駄のない動きに見とれてしまった。東京消防庁によると、出動指令から、隊員らが準備をして消防車に乗り込むまでの時間は約1分。こうした基本動作を「当たり前」にこなす消防隊員の日々の鍛錬が、迅速な消火活動を支えている。

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