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「市長の名刺提示で料金割引サービス」 横須賀市長に公選法違反の疑い

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「市長の名刺提示で料金割引サービス」 横須賀市長に公選法違反の疑い

吉田雄人市長 吉田雄人市長

 神奈川県横須賀市の吉田雄人市長が自身の名刺の裏面に、市内の観光業者に提示すれば料金割引サービスが受けられると記載していたことが18日、分かった。吉田市長が同日までの取材に対し、事実関係を認めた。県選挙管理委員会などは、公選法違反(寄付行為の禁止)の疑いがあるとしている。

 吉田市長は名刺の使用を認め「今後も配り続けるかどうかは検討したい」と述べ、使用を中止する可能性を示唆した。

 名刺は2種類で、米海軍の艦船などを船上から眺める「YOKOSUKA軍港めぐり」(料金1400円)と、市内の無人島「猿島」への渡船料(1300円)が1割引きとなる。いずれも市内の同じ業者が運航しており、割引分の代金は業者側が負担する。業者によると、利用実績はないという。

 吉田市長は取材に、観光PRのため業者に協力を求め、平成22年末から配布を始めたと証言。これまでに2種類合計で約2600枚を市内外で使用した。

 政治とカネの問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授(憲法)は「名刺は金券に近い。選挙区内の有権者への配布は公選法が禁止する寄付に当たる可能性がある」と指摘している。

 吉田市長は21年に初当選し、現在2期目。6月25日の市長選に立候補する意向を示している。

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