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【東日本大震災6年】南三陸町の防災庁舎犠牲、町長聴取せず捜査終結 南三陸署 

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【東日本大震災6年】
南三陸町の防災庁舎犠牲、町長聴取せず捜査終結 南三陸署 

大津波の被害に遭い、多くの家屋が流された宮城県南三陸町中心部(中央奥は防災庁舎)。 大津波の被害に遭い、多くの家屋が流された宮城県南三陸町中心部(中央奥は防災庁舎)。

 東日本大震災の津波で宮城県南三陸町の防災対策庁舎にいた町職員らが犠牲になった問題で、佐藤仁町長の刑事責任の有無を調べていた南三陸署は18日、町長の聴取や現場検証をせず捜査を終結し、書類を仙台地検に送付したことを明らかにした。不起訴の見通し。

 署によると、刑事責任の追及を求めていた遺族9人全員が心境の変化などから、佐藤町長に対する業務上過失致死容疑の告訴・告発を順次取り下げたため途中で捜査を終えたという。

 遺族の一人は「他の人が取り下げてしまった以上、仕方がない」としたが、町長の聴取が行われなかったことは知らず「不十分な捜査で非常に残念」とした。

 3階建て防災庁舎に津波が押し寄せ町職員ら43人が犠牲になった。遺族9人は昨年9月、防災計画で定めた4階建て以上の建物に避難させなかったとして、佐藤町長の告訴・告発状を提出、署は受理した。

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