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【糖尿病児衰弱死公判】自称祈祷師被告「反対尋問は私がする」 父親「“治療”信じていた」 被告は指示否定 栃木

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【糖尿病児衰弱死公判】
自称祈祷師被告「反対尋問は私がする」 父親「“治療”信じていた」 被告は指示否定 栃木

 1型糖尿病を患っていた宇都宮市内の小学2年、今井駿君=当時(7)=のインスリン投与を中止させて死なせたとして、殺人罪に問われた栃木県下野市小金井、建設業、近藤弘治被告(62)の裁判員裁判の第3回公判が8日、宇都宮地裁(佐藤基(もとい)裁判長)で開かれ、駿君の父親が検察側証人として出廷した。

 父親は、「息子に『なんで僕だけ注射を打たなくちゃいけないんだ。ママのせいだ』と言われたと妻に聞いた」と病気発覚後の家庭の様子について証言。

 “治療”を依頼した経緯については、以前たまたま妻が被告から名刺をもらっており、平成26年12月に夫婦で依頼したと説明。27年3月までに計310万円を支払った。駿君が死亡するまで近藤被告の指示に従った理由は「投与をしなくてもインスリンが(駿君の体から)出るようになったと妻から聞き、“治療”を信じていた」と話した。27年2月11日ごろにインスリン投与を中止、3月に駿君が再入院した時は、「信じ方が足りなかった。もっと強く信じようと思った」と夫婦で話したという。

 近藤被告は検察側の証人尋問開始前、佐藤裁判長に対して、「(弁護側の)反対尋問は私がする」と発言、弁護人の反対尋問の前に「私はインスリン投与をやめろとは言ってない」と主張した。

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