産経ニュース

福島第1元作業員「収束作業で発がん」 労災求め提訴へ

ニュース 社会

記事詳細

更新


福島第1元作業員「収束作業で発がん」 労災求め提訴へ

 東京電力福島第1原発事故の収束作業中に被曝(ひばく)し、3つのがんを併発したとして、札幌市の元作業員の男性(58)が今月中にも、国に労災認定を求め札幌地裁に提訴することが13日、弁護団への取材で分かった。

 弁護団によると、福島第1原発事故の収束作業をめぐり、労災認定を求める訴訟は全国で初めてという。男性は既に東電などに計約6500万円の損害賠償を求め、札幌地裁で係争中。

 男性は平成23年7~10月、重機でがれきを撤去する作業に当たった。24年6月から25年5月までに、ぼうこうや胃、結腸に3つのがんを発症。25年8月に福島県の富岡労働基準監督署に労災を申請したが不支給となり、その後の審査請求、再審査請求も棄却された。

 作業期間中の公式の累積被曝線量は56・41ミリシーベルトだったが、線量計を身に着けなかったこともあり、実際の累積被曝線量はさらに高くなるとみられるという。

「ニュース」のランキング