産経ニュース

「6年別居」の父、逆転敗訴 親権「寛容な親」重視せず 東京高裁

ニュース 社会

記事詳細

更新


「6年別居」の父、逆転敗訴 親権「寛容な親」重視せず 東京高裁

別居中の夫婦が長女の親権を争った訴訟の控訴審判決を受け、記者会見する夫=26日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ 別居中の夫婦が長女の親権を争った訴訟の控訴審判決を受け、記者会見する夫=26日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 40代の夫妻が長女(9)=妻と同居中=の親権を争った訴訟の控訴審判決が26日、東京高裁であった。1審は父娘の面会を月1回程度と望む妻に対し、夫が妻に年100日の面会を約束したことを評価。同居中の親を有利としてきた従来の基準を適用せず、夫を親権者とし、長女を夫に引き渡すよう妻に命令したことから注目を集めたが、東京高裁の菊池洋一裁判長は「面会の約束は他の事情より重要度が高いとはいえない」とし、親権者を妻とする逆転判決を言い渡した。

 1審千葉家裁松戸支部は昨年3月、「長女が両親の愛情を多く受けるためには多数の面会を約束した夫に養育されるべきだ」と判断。従来重視されてきた、現在の成育環境を維持するため同居中の親を優先する「継続性の原則」よりも、欧米的な「フレンドリーペアレントルール」(より相手に寛容な親を優先する基準)を重視し、初適用した事例とされていた。

 2審で妻側は「引き渡しは長女の意思に反する上、慣れた環境から子供を引き離すべきではない。100日面会は子供に負担だ」と主張。夫側は「子供の意思は周囲に影響される。環境変化に子供は適応できる。100日面会は両親からより多くの愛情を受ける利益がある」と反論していた。

続きを読む

「ニュース」のランキング