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東日本大震災直後 略奪、暴徒化…「外国人犯罪が横行」とデマ拡散  「信じた」人86%にも 東北学院大教授が調査 

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東日本大震災直後 略奪、暴徒化…「外国人犯罪が横行」とデマ拡散  「信じた」人86%にも 東北学院大教授が調査 

 噂の情報源は「家族や地元住民」という口コミが68%。次いで「インターネット」が42・9%だった。

 一方、刑法犯に占める外国人(来日・永住外国人)の割合は、宮城県が平成22年1・3%、23年1・5%、24年1・3%とほぼ変わっていない。岩手県も22年0・9%、23年0・4%、24年0・9%。福島県(永住外国人を除く)も22年0・55%、23年0・33%、24年0・52%と大きな変化は見られなかった。

 これとは別に、震災当時の被災地の印象について、「被災地の住民は秩序正しく行動している」と思っている人は仙台市、新宿区合わせて78・7%に上った。

 郭氏は震災時の「日本人は秩序正しい」というイメージが犯罪行為とはかけ離れており、これが「外国人が犯罪を行っている」というデマに発展したと指摘。「災害時には、流言から暴力への発展を抑える必要がある」と警告する。

 関東大震災(1923年)では「朝鮮人が暴徒化した」などのデマがきっかけで、外国人に対する迫害も起きた。

 こうした教訓もあり、震災当時、宮城県警や地元メディアは「被災地で性犯罪や外国人による略奪行為が多発している、といったデマが横行している」と注意喚起をしていたが、昨年4月の熊本地震の際にも「動物園からライオンが逃げた」というデマを短文投稿サイト「ツイッター」に投稿した男が偽計業務妨害の疑いで逮捕された。

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