産経ニュース

東日本大震災直後 略奪、暴徒化…「外国人犯罪が横行」とデマ拡散  「信じた」人86%にも 東北学院大教授が調査 

ニュース 社会

記事詳細

更新


東日本大震災直後 略奪、暴徒化…「外国人犯罪が横行」とデマ拡散  「信じた」人86%にも 東北学院大教授が調査 

 東日本大震災の直後に被災地で流れた「外国人による犯罪が横行している」とのデマを信じたとする人が8割以上に上ることが、東北学院大の郭基煥教授の調査で分かった。実際には当時、被災3県の外国人犯罪の発生率にはほとんど変化はなかったが、デマは否定されずに“拡散”していった。非常時の人々の心理状態も影響したとみられ、郭氏は警鐘を鳴らしている。

 調査は昨年9~10月、仙台市内の3区と東京都新宿区で700人ずつ実施した(回答率33・7%)。

 調査によると、仙台市のアンケート結果で、「被災地における外国人による犯罪の噂」を聞いた人は51・6%。うち、86・2%の人が噂を信じたという。

 噂となった犯罪のうち、遺体損壊は「外国人によるもの」が28・0%で、「外国人以外によるもの」の10・8%に比べ大差がついた。

 郭氏は「震災当時、被災地では『遺体の指を切断して指輪を盗む人がいる』などの噂があった。残虐性の高い犯罪は外国人と信じた人が多い」と指摘する。

 さらに、「誰がしたと信じたか」という問いには、中国系が62・2%、朝鮮・韓国系が24・9%、東南アジア系が22・4%となった。

続きを読む

このニュースの写真

  • 東日本大震災直後 略奪、暴徒化…「外国人犯罪が横行」とデマ拡散  「信じた」人86%にも 東北学院大教授が調査 

「ニュース」のランキング