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【東日本大震災】「森の学校」新校舎間に合った 宮城の被災小学校で始業式

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【東日本大震災】
「森の学校」新校舎間に合った 宮城の被災小学校で始業式

宮野森小の真新しい教室で、笑顔を見せる児童 =10日午前、宮城県東松島市 宮野森小の真新しい教室で、笑顔を見せる児童 =10日午前、宮城県東松島市

 東日本大震災で大きな被害が出た宮城県東松島市野蒜地区の高台に市立宮野森小の校舎が完成し、10日、3学期の始業式が開かれた。入学直前に被災し、ずっとプレハブ校舎で学校生活を続けてきた現在の6年生に卒業前の短期間でも真新しい校舎を体験させてあげたいと、1月からの使用を目指してきた。

 「森の学校」をコンセプトにした木造一部2階建てで、スギやヒノキ約5000本が使われた。相沢日出夫校長は「木のすごく良い香りがしませんか。建設に関わったたくさんの大人たちの気持ちが、この校舎に込められています」と子供たちに語り掛けた。

 4年の木島奏歩(かなみ)さん(10)は代表で「新校舎を大事にして、友達と仲良く生活していきたいです」とあいさつ。被災地の支援を続けてきた作家のC・W・ニコルさんも式に駆け付けた。

 校舎には保護者や住民が気軽に利用できるラウンジも備えた。付近には被災者が高台移転を進める住宅地や、ニコルさんらが協力して整備する「復興の森」がある。

 宮野森小は児童数約140人。津波で被災した野蒜小と、少子化のため児童が減少していた宮戸小が昨年4月に統合された。

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