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元先物監視委員長を告発 インサイダー取引罪

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元先物監視委員長を告発 インサイダー取引罪

 商品先物市場の取引監視委員会委員長を長く務めた元大学教授によるインサイダー取引疑惑で、証券取引等監視委員会は7日、金融商品取引法違反の罪で、元教授を横浜地検に刑事告発した。地検は近く、同罪で在宅起訴する方針。

 告発されたのは、横浜市に住む無職の河村幹夫元多摩大教授(81)。河村元教授は、先物取引とリスク管理の専門家で、シャーロック・ホームズの研究家としても知られる。

 監視委によると、河村元教授は平成26年10月、当時ジャスダックに上場していた太陽光発電企業「スターホールディングス」(福岡市)を買収する予定の企業で役員を務める知人から、株式公開買い付け(TOB)を行うとの未公表情報を入手。同月から27年2月までに、自己名義で同社株計5万9400株を計約2100万円で買い付けたとしている。

 TOBは27年2月5日に公表され、公表前日の終値339円に対し、買い付け価格は620円で、河村元教授は1千万円以上の利益を得たとみられている。

 河村元教授は三菱商事出身。11年には商品先物市場を運営する東京工業品取引所(現東京商品取引所)で、不正な取引を監視する市場取引監視委員会の委員長に就任し、約10年務めた。

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