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【電通女性社員過労自殺】高橋まつりさんの悲痛な叫びを世に問うた川人博弁護士講演録(下)「深夜の飲み会で叱責して生産性上がるのか」

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【電通女性社員過労自殺】
高橋まつりさんの悲痛な叫びを世に問うた川人博弁護士講演録(下)「深夜の飲み会で叱責して生産性上がるのか」

消灯された電通本社の写真について説明する川人博弁護士=11月29日、東京都千代田区、日本記者クラブ(高原大観撮影) 消灯された電通本社の写真について説明する川人博弁護士=11月29日、東京都千代田区、日本記者クラブ(高原大観撮影)

 「最後に個人的な思いを言わせてください。私は弁護士になって38年になります。ずっと過労死の問題に取り組んできました。取り組んでから実に多くの日本のサラリーマン、労働者が亡くなっていきました。これだけ多くの人がなくなったのにどうして対策がなされないのか。この28年間考え続けてきました。これだけ多くの人がなくなっているので、それに早く気付いて対策を講じなければならないと思っています」

 

以下、質疑応答。

 --残業時間を減らしても実際は持ち帰り残業など行われている。実際の業務量を減らすというのが重要ではないか。それは可能なのか

 「第二次産業、メーカーの業務量増大はわかりやすい。工場でベルトコンベヤーがずっと動いているなど。持ち帰り残業などもできない。家に帰ってものは作れない。これは(業務量が)減らしやすいが、一方で第三次産業における業務内容は何によって規定されるか。いろんな要素がある。広告業界はクライアントの数や一人一人の能力、経験などさまざまなもので規定される。問題は第二次産業に比べて消費者、取引先、クライアントとの関係で規定されることが多いということ。発注する側、消費者がサービス産業に求める内容で働く側の労働条件を考慮した発注や要求することが必要なのではないか。

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