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【電通女性社員過労自殺】高橋まつりさんの悲痛な叫びを世に問うた川人博弁護士講演録(上)「電通鬼十則は即時消すべき」

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【電通女性社員過労自殺】
高橋まつりさんの悲痛な叫びを世に問うた川人博弁護士講演録(上)「電通鬼十則は即時消すべき」

富士の樹海に設置された自殺防止の掲示板について説明する川人博弁護士=11月29日、東京都千代田区、日本記者クラブ(高原大観撮影) 富士の樹海に設置された自殺防止の掲示板について説明する川人博弁護士=11月29日、東京都千代田区、日本記者クラブ(高原大観撮影)

 「本件も上司の問題が非常に大きい。彼女の残したメモでは『残業時間の20時間は会社にとって無駄』といわれたり、『会議中に眠そうな顔をするのは自己管理ができていない』といわれたりしています。20代の女性に対し、(上司が)『髪がボサボサ』といったり、『つらいのはキャパがなさすぎる』と叱責しているわけです。上司側の労務管理に問題があった」

 「本来であれば一日にわずかな睡眠時間しかとれない部下に上司がかける言葉ではない。本人のメールその他を見ますと、朝の5時に『寝られなかった』とか、『会社がこわいから寝られない』と送っています。『一日に睡眠時間2時間はレベルが高すぎる』『1週間に10時間の睡眠ではやっていけない』と。また、『死にたいと思いながらこんなにストレスフルな毎日を乗り越えた先に何が残るのだろう』と書いてます」

 新人は飲み会で余興、花束贈呈…延々と拘束

 「また、本来の業務に加えて局や部内で各種の懇親会、深夜にわたる反省会が行われる。これも本人に負担になっていた。食事内容や席順、司会、花束、余興など30項目ものチェック項目がある。これを新人が担当するんです。会社では接待業務が重要なものと位置づけられておりまして、夜中の10時、11時に終わり、その後反省会が行われる。このときに上司から叱責を受けるというのがよくありました。これは労働時間に採用されていません。なぜ彼女が死に追い込まれたのかというのは長時間深夜休日労働と睡眠障害、人格を否定するパワハラがあります」

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