産経ニュース

埼玉の山中で見つかった人骨は巨額詐欺事件のキーマン 真相解明に「時間の壁」

ニュース 社会

記事詳細

更新


埼玉の山中で見つかった人骨は巨額詐欺事件のキーマン 真相解明に「時間の壁」

人骨が見つかった現場。捜査員がたむけた花束があった =30日午後、埼玉県ときがわ町(春名中撮影) 人骨が見つかった現場。捜査員がたむけた花束があった =30日午後、埼玉県ときがわ町(春名中撮影)

 殺害を告白した矢野治死刑囚らの供述通り、埼玉県ときがわ町の山林から、斎藤衛さんとみられる遺体が見つかった。斎藤さんは、政界を巻き込んだ巨額詐欺事件の疑惑で国会に証人喚問された後、失踪し、事件のキーマンとも呼ばれた。発見を受けて真相解明への期待は高まるが、矢野死刑囚の告白と遺体以外の証拠は乏しく、18年という「時間の壁」が立件に立ちはだかる。

 斎藤さんは平成9年、「オレンジ共済組合事件」に絡み、政界工作を担った疑惑があるとして国会に証人喚問された。国会で証言をした後、10年4月に銀行取引が途絶。家族が5月に捜索願を出していた。

 謎の失踪から18年余り。突然、その存在が注目を集めたのは、矢野死刑囚が斎藤さんの殺害を告白してからだ。《首を絞め殺しました》。告白文で、矢野死刑囚は殺害に至る経緯を事細かに記していた。

 警視庁は告白を受けて捜査を開始。関係者の証言を集め、何度も現場を捜索してきた。11月下旬、いったんは捜索を断念したが、遺体発見で捜査はようやく次のステップに進んだ。

 矢野死刑囚は神奈川県伊勢原市の不動産業、津川静夫さん=当時(60)=の殺害への関与についても告白。遺体も見つかっているが、矢野死刑囚は殺害を仲介しただけで、殺害を実行した人物は既に死亡、殺人容疑での立件は難しい。

続きを読む

このニュースの写真

  • 埼玉の山中で見つかった人骨は巨額詐欺事件のキーマン 真相解明に「時間の壁」
  • 埼玉の山中で見つかった人骨は巨額詐欺事件のキーマン 真相解明に「時間の壁」

関連ニュース

平穏な農村に衝撃…「早く解決して」 長野・南牧村の畑に男性遺体 県警、情報提供呼びかけ

「ニュース」のランキング