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【クローズアップ科学】鳥取県中部地震1カ月 専門家は「近畿や九州でも」と警告 地下に隠れた断層が動く「ひずみ集中帯」の直下型 

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鳥取県中部地震1カ月 専門家は「近畿や九州でも」と警告 地下に隠れた断層が動く「ひずみ集中帯」の直下型 

【鳥取県中部の地震】未知の断層が起こす揺れ 【鳥取県中部の地震】未知の断層が起こす揺れ

他の地域でも注意を

 山陰地方で起きる直下型の仕組みは共通しているが、被害が今回と同程度とは限らない。古村氏は「鳥取県西部地震では周期1~2秒の揺れが大きかった場所があるし、鳥取地震では多くの木造家屋が倒壊した」と指摘する。

 なぜ山陰では地表に活断層が少ないのか。西村氏は「ひずみ蓄積の歴史が数千年程度と短く、断層の変動が累積しておらず、まだ地下にとどまっているためではないか」とみている。

 ひずみ集中帯は、新潟県から神戸市にかけて延びる「新潟-神戸ひずみ集中帯」で阪神大震災が起きたことが知られる。ただ、ひずみが集中していても明瞭な活断層がない場所は、山陰のほかにも和歌山県北西部や鹿児島・宮崎両県にまたがる地域などに存在するという。

 内陸直下型は列島のどこでも起きる可能性があり、油断は禁物だ。政府の平田直地震調査委員長は「地表の活断層と認定されていなくても、震源となる断層は地下にたくさんある」と警鐘を鳴らす。

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