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【高齢者交通事故】16歳の娘亡くした母「悲劇繰り返さないで」 ブレーキとアクセル踏み間違えた80歳の男

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【高齢者交通事故】
16歳の娘亡くした母「悲劇繰り返さないで」 ブレーキとアクセル踏み間違えた80歳の男

遺影を前にする母親の智恵美さん。ぬいぐるみの「聖菜うさ」は同級生が学校行事などに連れて行く=さいたま市緑区(宮野佳幸撮影) 遺影を前にする母親の智恵美さん。ぬいぐるみの「聖菜うさ」は同級生が学校行事などに連れて行く=さいたま市緑区(宮野佳幸撮影)

 昨年暮れ、さいたま市で16歳の誕生日を2日後に控えた少女が、80歳の男が運転する車にはねられ死亡した。「ブレーキとアクセルを間違った」と男は供述。友人らは事故後、75歳以上の高齢者に運転免許証更新を毎年課すことなどを求める署名活動をインターネットで始めた。高齢者が加害者となる事故が相次ぐ中、母親は16日にさいたま地裁で開かれる男の論告求刑公判で、1年近くたっても癒えぬ悲しみと被告への怒りを訴える。(宮野佳幸)

                  

 昨年12月23日午後2時35分ごろ、さいたま市浦和区の市道で、渋滞待ちをしていた車に追突した乗用車が車道脇を歩いていた同市緑区の公立高1年、稲垣聖菜(せいな)さん=当時(15)=に衝突。聖菜さんは車と道路上のポールとの間に挟まれ、胸部大動脈が破裂し死亡した。

 「ママのこれ、着ていけば?」。ロックバンド「RADWIMPS」のライブに出かける聖菜さんに、母の智恵美さん(47)は話しかけていた。靴は誕生日を前に父に買ってもらった茶色いブーツ。「送っていこうか?」と尋ねると「大丈夫」。元気な「行ってきまーす」の声が、最後に聞いた言葉になった。

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