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【横浜患者殺害】乏しい物証、容疑者絞り込み難航 外部侵入者による犯行の可能性も 捜査本部設置1カ月 

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【横浜患者殺害】
乏しい物証、容疑者絞り込み難航 外部侵入者による犯行の可能性も 捜査本部設置1カ月 

臨時立ち入り

 薬品の管理をめぐっては、横浜市が今月11日、病院の臨時の立ち入りを実施。高橋洋一院長らへの聞き取りも行った。病院側は、事件当時はなかった防犯カメラを設置したほか、夜勤の看護師や警備員を増員し、点滴は施錠管理することになった。

 点滴に混入されたとみられるのは、医療機器の消毒用などに院内で日常的に使用されていた消毒液「ヂアミトール」。捜査関係者によると、過去にヂアミトールが人体に混入された事例は、誤飲以外は確認されておらず、致死量がどれくらいなのかといったデータがない。殺害された八巻さんらはもともと終末期医療を受けるレベルにまで体調を崩しており「殺意の立証についても慎重にならざるを得ない」(捜査関係者)。

外部侵入者説も

 また、ステーションに未使用のまま保管されていた点滴袋の一部からは、八巻さんらに投与されたものと同種の界面活性剤が検出された。患者を無差別に狙った可能性があり、恨みなどの動機によって容疑者を絞り込むのも困難な状況だ。

 捜査関係者は、「そもそも、外部侵入者による犯行の可能性も排除できたわけではない」と漏らす。

 面会などで出入りがあった人物らも含めて院内にあった足跡と照合したり、病院周辺の防犯カメラを解析するなど地道な捜査が続く。

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