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先物取引の解説書多数出版 ホームズ研究でも有名

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先物取引の解説書多数出版 ホームズ研究でも有名

 インサイダー取引疑惑が浮上した元教授は大学卒業後、大手商社に入社。ロンドンなどの海外勤務で銅や亜鉛の先物取引を扱い、取締役まで務めた後、平成6年に大学教授に転身した。大学では経営学やリスクマネジメントなどを教える傍ら、先物取引に関する解説書などを多数出版した。

 11年には商品先物市場を運営する東京工業品取引所(現東京商品取引所)で、不正な取引を監視する市場取引監視委員会の委員長に就任し、約10年務めたほか、20~26年には同取引所の取締役も務めた。

 22年に起きた大阪地検特捜部の押収資料改竄(かいざん)事件の際には、リスクマネジメントに詳しい専門家として産経新聞の取材に応じ、「企業や組織にとって不利益な情報は速やかに把握して対処するのが、リスクコントロールの鉄則だ」などと当時の特捜部の対応を批判していた。

 さらに元教授は、英国の作家、コナン・ドイルが生み出した名探偵、シャーロック・ホームズの研究家としても有名。ロンドン勤務時代、英国人を理解するため研究を始めたといい、トリックや推理を検証したほか、多くの関連書籍を出版。日本エッセイスト・クラブ賞も受賞した。

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