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甲府の市場隣接地で基準値の3.7倍の鉛検出 風評被害に懸念

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甲府の市場隣接地で基準値の3.7倍の鉛検出 風評被害に懸念

基準を超える有害物質が検出された甲府市地方卸売市場(右奥)に隣接する市所有地=17日、同市国母(外崎晃彦撮影) 基準を超える有害物質が検出された甲府市地方卸売市場(右奥)に隣接する市所有地=17日、同市国母(外崎晃彦撮影)

 甲府市は17日、市地方卸売市場(甲府市国母)に隣接する市所有地(約8800平方メートル)の土壌から、土壌汚染対策法で定める環境基準を上回る有害物質が検出されたと発表した。環境基準の3.7倍の鉛と同1.075倍のフッ素で、市は「ただちに人体や環境に影響はないが、地下水の調査を早急に行いたい」(上田和正市場長)としている。しかし、市場関係者からは風評被害などを心配する声も出ている。

 市によると、鉛などが検出された市所有地はもともと田畑だったが、市場が完成した昭和48年に事務所棟が建ち、同58年から今年6月末まで、食品の残留農薬や水質検査の分析をする「山梨県食品衛生協会」が入居。業務に鉛やフッ素を使用してきたという。

 同協会は現在、市内の別の場所に移転。市はすでに建物を取り壊し、7月末から民間機関による土壌調査を実施。建物跡地の約1800平方メートルの計18地点で土を採取した結果、今月13日に2地点で基準値を超す鉛とフッ素が検出された。

 市の上田和正市場長は会見で「残されたコンクリートの土台があり、有害物質が飛散したり、人体や環境にただちに影響が出ることはない」と強調した。地下水の調査結果は今月中に判明次第、公表する。

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