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【化血研事業譲渡】塩崎恭久厚労相もついにブチ切れた 「胸に手を当てて考えろ!」 「患者の命」盾に存続を模索するあざとさ

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【化血研事業譲渡】
塩崎恭久厚労相もついにブチ切れた 「胸に手を当てて考えろ!」 「患者の命」盾に存続を模索するあざとさ

事業譲渡問題で揺れる化学及血清療法研究所 事業譲渡問題で揺れる化学及血清療法研究所

 約40年にわたり、血液製剤などを国の承認と異なる方法で製造していた「化学及血清療法研究所」(化血研、熊本市)をめぐる問題が、再び熱を帯び始めている。今年1月以降、事業譲渡を念頭に「体制の抜本的見直し」を求めてきた厚生労働省に対し、化血研側が今になって事業の存続希望を伝達したからだ。これに対し、塩崎恭久厚労相が記者会見で不快感をあらわに再考を促す事態に発展している。関係者の証言からは「患者のため」という言葉を錦の御旗に、存続を模索する姿勢も見え隠れする。(伊藤弘一郎)

「『指導』を継続」

 「何をされて、このような事態になっているか。胸に手を当てて、考えていただいた方がいい」

 今月6日、厚労省で行われた閣議後会見。普段は淡々とした口調で話す塩崎厚労相が色をなし、語気を強めた。同日、一部で報じられた化血研側の「事業存続の意向」に質問が及んだ際のことだ。

 塩崎氏は続けた。「化血研としての医薬品製造販売業の継続を前提としない見直しを、当初から求めてきた。もう一回、思い出していただき、その通りやっていただくことが大事だ。私どもも指導を継続する」

 厚労省には、一企業に事業譲渡や合併などを命じる法的権限はない。ただ、塩崎氏は言葉の端々に「存続は絶対に認めない」という強い意思をにじませた。

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