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【相模原19人刺殺】神奈川県警が被害者の氏名を公表せず、事実確認に“壁” 障害者団体は疑問視「逆に障害者差別では」

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【相模原19人刺殺】
神奈川県警が被害者の氏名を公表せず、事実確認に“壁” 障害者団体は疑問視「逆に障害者差別では」

献花台が設けられたくさんの人が花を手向けに訪れていた=29日午後、相模原市緑区(三尾郁恵撮影) 献花台が設けられたくさんの人が花を手向けに訪れていた=29日午後、相模原市緑区(三尾郁恵撮影)

 しかし、この対応には疑問の声が上がる。「幼いときに一緒の施設で過ごした人が被害に遭った可能性があるが、名前が出ていないので分からない」。自身も障害者で、27日に東京都立川市から事件現場を訪れた山田洋子さん(45)は困惑した様子で話した。

 神奈川県内で障害者支援を手がける10団体は29日、県に障害者に対する偏見の払拭を求める申入書を提出。その中で「一般的に公表される被害者の氏名が、この事件に関して公表されないことは大きな疑問を持たざるを得ない」と訴えた。扱いを分けることが、「(結果的に)差別となっている」という主張だ。

 立命館大学生存学研究センターの長瀬修特別招聘(しょうへい)教授(障害学)は「名前を公表せず、19人の人間を記号化してしまうことは、『障害者は人間ではない』という植松聖(さとし)容疑者の思想に重なる部分があるのではないか」と警鐘を鳴らす。

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