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遺伝子組み換え菌漏出の報告遅れで厚労省が行政指導 「人体、環境に影響なし」

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遺伝子組み換え菌漏出の報告遅れで厚労省が行政指導 「人体、環境に影響なし」

 厚生労働省は17日、医薬品製造用の遺伝子組み換え酵母菌を含んだ廃液を管理区域外に漏出させたにもかかわらず報告が遅れたとして、医薬品製造業「バイファ」(北海道千歳市)を厳重注意した。菌はその後の排水処理工程で死滅したとみられることなどから、厚労省は「人体や環境への影響はない」としている。

 同社は遺伝子組み換え酵母菌を使ってやけどや肝硬変の治療に使われる人血清アルブミン製剤「メドウェイ」=販売停止中=を製造。厚労省によると、少なくとも平成23年10月から4年4カ月間、菌を含んだ廃液を十分に滅菌せず工場内の管理区域外に漏出させていた。

 25年8月、区域外の敷地から遺伝子組み換え酵母菌が検出されたことが分かったが、省令に定められた「排出量を最小限にとどめる措置」がとれていると判断し、厚労省に報告しなかった。その後、漏出を減らすため行程を見直すなどしたが改善できず、今年2月に厚労省に報告した。

 同社は田辺三菱製薬の子会社で、22、25年にはメドウェイの治験データを改竄したなどとして2度にわたり業務停止命令を受けた。バイファは「近隣住民はじめ多くの方に迷惑と心配をかける事態を招いたことを深くおわびする。再発防止策を徹底し、信頼回復に努める」とコメントした。

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