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中国籍の男性を救助しようとした密漁監視員死亡 男性ら「貝を採っていたら溺れた」

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中国籍の男性を救助しようとした密漁監視員死亡 男性ら「貝を採っていたら溺れた」

 千葉県市川市東浜の防波堤近くの海で11日午後、溺れた中国籍の男性を助けようとした男性が死亡した事故で、中国籍の男性が「知人と一緒に貝を採っていたら溺れた」などと話していることが12日、県警市川署への取材で分かった。

 亡くなった男性は地元の漁協から依頼を受けて貝などの密漁の監視をしていたところ、中国籍の男性の仲間から助けを求められて救助に向かったとみられる。同署によると、現場は貝を採ってはいけない場所だった。

 同署によると、亡くなった男性は千葉市若葉区みつわ台の会社員、佐々木淳さん(34)。

 救助された中国籍の男性は40歳くらいで、男女4人で海を訪れ、海辺で貝を採っていたが、水位が上がり逃げ遅れて溺れたという。

 溺れた男性は仲間の力を借りて海から上がり無事だったが、助けに来た佐々木さんの姿が見えなくなった。通報で駆け付けた地元消防や同署員らが捜索したところ、約1時間後に防波堤から約10メートルの海中で佐々木さんを発見。搬送先の病院で死亡が確認された。当時の水深は2~3メートルだった。

 現場周辺は、潮干狩りで有名な隣接する船橋市の三番瀬などがある一方、貝の密漁が問題視され、地元漁協が密漁の禁止を訴えているほか、本格的な漁具を使用して貝を採取した場合などには罰則が設けられている。現場にも密漁禁止を呼びかける看板が設置されていたという。

 現場近くの海では昨年6月にも、貝を採りに来ていた別のグループの男女2人が溺れて死亡する事故が起きていた。

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