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【島田洋一&加藤達也 特別対談(4)】「大土建屋大統領」目指すトランプ氏 「地球温暖化はない」が米保守派の常識

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【島田洋一&加藤達也 特別対談(4)】
「大土建屋大統領」目指すトランプ氏 「地球温暖化はない」が米保守派の常識

島田洋一・福井県立大教授 島田洋一・福井県立大教授

 加藤「アメリカの選挙戦の話を伺っていましたが、論戦のポイントになっているのはこれまでのところ、移民政策、それから経済・福祉など内政問題、そのほかに大きなポイントは外交などでしょうか」

 島田氏「安全保障問題です。これまでに、ルビオのようなレーガン保守の伝統を受け継いである程度対外介入を唱えているような候補者が落ちて、対外介入は最小限にしようという候補者だけが残ったという感じがありますよね。ヒラリー氏に関しては、彼女は『オポチュニスティック・キャリアリスト』『機会的出世主義者』といわれる人で、コロコロ立場を変えますからどうなるか分かりませんけれど、外交政策はあまり争点になっていませんね」

 加藤「外交や安全保障は日本の総選挙でも争点になりにくいですね。福祉や生活、景気対策がやはり第一でしょうか。地球温暖化への危機感から最近は、エネルギーや環境問題も争点として、よく聞きます」

 島田氏「共和党のほうは地球温暖化なんていうのは科学的事実ではないというのが圧倒的主流の意見です。日本では、地球温暖化現象は科学的に証明されているという人が多いのですけれど、アメリカの特徴は共和党のほうは圧倒的多数が地球温暖化、要するに人間の活動による温暖化という現象はないというのがコンセンサスです。したがってCO2の排出を抑えさせるため、さまざまな規制をするのはまったく意味のないことで、経済活動を阻害して職を失う。だから一切規制する必要はないと。だから地下資源を掘り出して燃やすのは一向に構わない、中東への依存も減るしという主張です」

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