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【栃木・今市女児殺害】難しい判断 評議重ねた裁判員 「被告は気持ち受け止めて」

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【栃木・今市女児殺害】
難しい判断 評議重ねた裁判員 「被告は気持ち受け止めて」

有希ちゃんの遺族の総意を伝える代理人の横山幸子弁護士(右)と柾智子弁護士=8日、宇都宮市明保野町の県弁護士会官 有希ちゃんの遺族の総意を伝える代理人の横山幸子弁護士(右)と柾智子弁護士=8日、宇都宮市明保野町の県弁護士会官

 長時間の録音・録画の再生や判決期日の延期を経て、裁判員が出した結論は「有罪」だった。栃木小1女児殺害事件で、無罪を主張していた勝又拓哉被告(33)に無期懲役を言い渡した8日の宇都宮地裁判決。「緊張の日々だったが、なんとか乗り切れた」。難しい判断を迫られた裁判員らは1カ月以上にわたる審理を終えて、疲労感をにじませながらも安堵の表情を浮かべた。

 「逮捕前、ネットや新聞で事件のことを調べたことはあるか」「最終的に全面否認したときの状況は」。検察側と弁護側が全面的に争った今回の公判で目立ったのは、熱心に被告人質問を行う裁判員の姿だった。

 「生半可な気持ちで臨んではだめな裁判だった。疑問は解消しなくてはいけないという気持ちがあった」。被告人質問をした女性裁判員の一人は、判決後の記者会見で振り返った。

 別の女性裁判員は被告の供述の変遷について疑問を感じ、被告を問いただしたといい、「質問に答える被告の表情などを評議の参考にした」と話した。法廷では、取り調べの録音・録画も再生されたが、男性裁判員は「録音の被告と目の前にいる実際の被告の違いを感じた。もっと見たり、聞いたりしたいと感じた」と振り返った。

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