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【TVチェック】NHK「映像の世紀」の舞台裏をエグゼクティブプロデューサーが明かした! ドキュメンタリー番組の「非常識」が奏功し…

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NHK「映像の世紀」の舞台裏をエグゼクティブプロデューサーが明かした! ドキュメンタリー番組の「非常識」が奏功し…

1月24日放送の「新・映像の世紀」第4集から。右手を掲げるソ連のヨシフ・スターリン 1月24日放送の「新・映像の世紀」第4集から。右手を掲げるソ連のヨシフ・スターリン

 「『こんな映像があるんだ』と驚きましたし、感動しましたね。トルストイの研究家は多いけれど、生きている姿を見た人はほとんどいなかったと思います」

『新-』は旧作の参考書?

 一方、昨年10月に始まった「新・映像の世紀」。制作の一つのきっかけは、「映像の使用権」だった。かつて調達した映像を番組で使用する契約が昨年末までだったため、NHKは平成25年から海外のアーカイブと、使用権更新の交渉を行った。

 「新-」で苦労したのが、この作業だった。制作会社のNHKエンタープライズなどに権利関係の調整を行う専門チームを設け、「なぜその映像が必要なのか」を、各アーカイブの担当者に根気強く説明した。YouTubeの場合、動画の権利元が誰だか分からないケースも多く、専門チームが地道に調査や交渉を進めたという。

 現在放送中の「新-」も好評をもって視聴されている一方で、旧作と比べて「演出が過剰なのでは」との指摘も見られる。これについて遠所氏は、「旧作のようなプリミティブ(素朴)な作り方は、現代の番組では通用しない。前作との『差別化』を図るため、21世紀のわれわれが歴史をどういう見方をするのかという『切り口』を入れることは、避けては通れないプロセスでした」と語る。

 両番組の「違い」について、旧作の制作統括の河本氏は「前作は歴史のメインの動脈部分を描くことに徹しましたが、新作はさらにディテールをクローズアップしていく考え方というのがよく伝わったと思います」(公式サイト)と指摘する。「『映像の世紀』は(例えば世界史の)教科書で、『新-』はその参考書と表現する人もいる。なかなかうまく言うな、と思います」(遠所氏)

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