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部活中の熱中症 兵庫県への賠償命令が確定 最高裁

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部活中の熱中症 兵庫県への賠償命令が確定 最高裁

 テニス部の練習中に熱中症で倒れ、重い障害が残ったのは学校側の過失として、兵庫県立龍野高(たつの市)に通っていた女性(25)と両親が県に約4億7千万円の賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は県側の上告を退ける決定をした。県に約2億3千万円の支払いを命じ、女性側の逆転勝訴とした2審大阪高裁判決が確定した。決定は15日付。

 1、2審判決によると、女性は同高2年生だった平成19年5月、練習中に倒れて一時心停止となり、その後、寝たきりになった。

 1審神戸地裁は「心停止の原因が熱中症と認めるだけの証拠はない」などと請求を退けた。2審は「熱中症による心筋障害」と認定。練習の冒頭しか立ち会わなかった顧問教諭を「熱中症対策をする義務があったが、通常より密度の高い練習を指示し、水分補給に関する指導もなかった」として過失を認め、県に賠償を命じた。

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