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【問題行動調査】小学生の暴力行為が過去最高 2年連続で1万件突破 問題行動調査で判明

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【問題行動調査】
小学生の暴力行為が過去最高 2年連続で1万件突破 問題行動調査で判明

 小学生の暴力行為が2年連続で1万件を突破し、過去最多となったことが16日、文部科学省による平成26年度の問題行動調査で明らかになった。文科省は家庭での教育機能の低下などのほか、現場の教員が把握する姿勢を強めたため件数が増えたとみている。

 調査報告書によると、26年度の小中高校生による暴力行為の発生件数は前年度比5103件減の5万4242件。内訳は、中学生が前年度比4563件減の3万5683件、高校生も前年度比1112件減の7091件だったが、小学生は前年度比572件増の1万1468件に上り、統計を取り始めた9年度以降で過去最多となった。

 文科省の担当者は「感情のコントロールがうまくできない児童が増え、家庭での教育機能も低下しているのではないか」と指摘した。一方で、現場の教員がここ数年、いじめに発展しかねない児童間の暴力行為などの把握を積極化させている傾向も件数の増加につながったとみている。

 問題行動調査で報告される予定だったいじめ件数については、岩手県矢巾(やはば)町の中学2年、村松亮君がいじめを苦に自殺したとみられる問題を受け、文科省が各教育委員会に再調査を要請し、10月下旬に公表する。

 このほか、小中学校での不登校の児童生徒数は前年度比3285人増の12万2902人に上り、2年連続で増加。小中高校から報告のあった児童生徒の自殺者は前年度比10人減の230人で、いじめの問題があったのは5人だった。

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