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【あの現場は今】「鬼畜」の所業40日間 女子高生コンクリ詰め事件 加害者はもう40代 生かされない教訓  

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【あの現場は今】
「鬼畜」の所業40日間 女子高生コンクリ詰め事件 加害者はもう40代 生かされない教訓  

女子高生がコンクリート詰めにされたドラム缶が置かれていた現場周辺には現在、太い道路が走っている。時折トラックが行き交うが人通りは多くない=東京都江東区若洲 女子高生がコンクリート詰めにされたドラム缶が置かれていた現場周辺には現在、太い道路が走っている。時折トラックが行き交うが人通りは多くない=東京都江東区若洲

 第三者に救われることを願いながら命を落とす子供がいる。「土足で入っていける『おせっかい』が今はいない」。捜査関係者は話す。「核家族化で地域に顔見知りも少ない。では誰が手を差し伸べるか。当時の問題はまだ問題のままだ」

少年法、実名報道…今も通じる課題

 あまりに猟奇的な犯行に、少年たちの名前は一部の雑誌で実名で報道された。少年法に関する議論は多岐にわたるが、凶悪事件が起こるたび、実名報道を事実上禁じる61条の賛否に焦点が当たる。同条は、加害少年を特定できるような記事や写真を新聞紙などの出版物に掲載してはならないとしている。

 当時に増して、条文は形骸化しているといった指摘が多い。インターネット上に実名や写真、家族構成などが際限なく拡散される時代だ。さらには無関係の人が「犯人」などに仕立て上げられ個人情報をさらされるケースも目立つ。抜本的な対策は講じられていない。

 選挙権が「18歳以上」とする公職選挙法改正に伴い、少年法の適応年齢も取り沙汰されているが、明確な方針が示されるのはまだ先になりそうだ。

 少年たちは40代になったが、女子生徒は17歳のまま眠っている。長い時間がたったが、現場の空気といくつもの課題は26年前から変わらない。

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