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【マウントゴックスCEO逮捕】破綻直前、数十万BTC売却 顧客預かり金圧縮か

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【マウントゴックスCEO逮捕】
破綻直前、数十万BTC売却 顧客預かり金圧縮か

 マルク・カルプレス容疑者

 仮想通貨「ビットコイン(BTC)」の取引所「マウントゴックス」(破綻)でBTCが消失し、口座を不正操作したとして同社最高経営責任者(CEO)のマルク・カルプレス容疑者(30)が逮捕された事件で、カルプレス容疑者が破綻直前に数十万BTCを売却して顧客の現金と交換していたことが4日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は、破綻を見越し、BTCの売却で顧客の預かり金を圧縮し、破産手続きを有利に進めようとしたとみている。

 捜査関係者によると、カルプレス容疑者は平成23年以降、残高を水増しした自己名義の口座でBTCを買い増し、25年までに数十万BTCを保有したが、破綻直前の26年1月下旬以降、大半をマウント社の顧客に売却。購入した顧客の預かり金の相当分がBTCに換わった。

 現金である預かり金の負債を法的・経済的位置づけが曖昧(あいまい)で、価格が下落していたBTCの負債に換えることで、返済義務を逃れるなどの狙いがあったとみられる。

 カルプレス容疑者が警視庁に提供したデータからは口座の取引情報などが消されており、警視庁は、水増しした現金で購入したBTCを売却することで、水増しの痕跡を消す意図もあったとみている。

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