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【年金機構情報流出】パスワード設定「完了」 年金事務所、虚偽報告か

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【年金機構情報流出】
パスワード設定「完了」 年金事務所、虚偽報告か

 日本年金機構の個人情報流出事件で、機構本部が平成25年、全国の年金事務所などにサーバーの保存ファイルにパスワード設定を指示し、昨年11月までにすべての部署から「完了した」と報告を受けていたことが4日、機構への取材で分かった。だが、基礎年金番号など約101万人の個人情報が流出した今回の事件では、約45万人分の情報についてパスワードが設定されておらず、設定の確認しないまま本部に虚偽の報告をした可能性がある。

 機構は個人情報を基幹システムで管理しているが、未納者への通知業務など業務上必要な場合は共有サーバーに移し、パスワードを設定した上で保存することが内規で定められている。

 機構本部は25年8月、パスワードを設定する内規を徹底するよう各部署に指示。年に2度、実施状況を本部に報告するよう求めた。これに対し、各年金事務所を含む全395部署から26年11月までに計4回、「対策を終えた」との報告があったという。

 機構の情報管理をめぐっては、本部が今年3月、パスワード設定を義務付ける要綱を制定していたが、複数の部署が回答期限までに確認を怠っていたことが明らかになっている。

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