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【年金機構情報流出】年金機構、初動に甘さ 情報流出は感染15日後から 公表前の口座変更など436件

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【年金機構情報流出】
年金機構、初動に甘さ 情報流出は感染15日後から 公表前の口座変更など436件

 日本年金機構の年金個人情報流出事件で、外部に流出した時期は最初のウイルス感染から15日後の5月23日以降とみられることが6日、機構などへの取材で分かった。感染したとされるパソコンの大半が東京本部のもので、東京本部のパソコンから不審な通信が大量発信されていた。初動の遅れが大量流出につながったとみられ、流出情報の悪用防止策などで、機構と厚生労働省の対応の甘さも改めて浮き彫りとなってきた。

■新種ウイルスを静観

 機構などによると、これまで感染したとされるパソコンは少なくとも27台に上る。最初は九州ブロック本部で5月8日、職員が調達業務で使用するため公開しているアドレスに届いたメールを開封後、1台目の感染を確認。機構はこのパソコンのケーブルを抜いて通信を遮断した。9日には新種のウイルスと判明したが、15日にウイルス対策会社から「外部に情報を漏洩(ろうえい)するタイプではない」と報告を受けたため機構は静観。ウイルス対策ソフトを更新する以外の手を打たなかった。

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