産経ニュース

衆院一票の格差、福岡高裁「違憲」判決 「合理的期間過ぎた」 ほかに違憲状態3、合憲2

ニュース 事件

記事詳細

更新


衆院一票の格差、福岡高裁「違憲」判決 「合理的期間過ぎた」 ほかに違憲状態3、合憲2

 「一票の格差」が最大2・13倍だった平成26年12月の衆院選が人口比例に基づかない憲法違反の選挙だったとして、2つの弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に全295選挙区の選挙無効を求めた17件の訴訟で25日、6高裁・高裁支部の判決があった。このうち、升永英俊弁護士グループの訴訟で福岡高裁の高野裕裁判長は「是正に必要な合理的期間は経過し違憲」と判断。ただ「今後の是正が期待できる」と無効請求は退けた。

 高野裁判長は、26年選挙の格差を「憲法が保障する投票価値の平等に反しており違憲」と指摘。0増5減の選挙制度について「『1人別枠方式』の構造的問題が解決されず、是正は不十分だ」と結論づけた。

 さらに国会の議論を「格差を2倍以内とすることに終始している」と批判。「(違憲状態とした21年選挙に対する23年の)最高裁判決から26年選挙までに3年8カ月が経過し、是正に必要な合理的期間は過ぎた」と不十分な取り組みを断じた。一方で、「今後の是正に期待する」と選挙無効とはしなかった。

 また、同日に判決が言い渡された東京、名古屋高裁金沢支部、広島高裁松江支部の3件は「違憲状態」。広島、高松両高裁は「合憲」とした。

「ニュース」のランキング