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大使館襲撃から28年、着実な捜査 城崎容疑者逮捕 日本赤軍実態解明急ぐ

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大使館襲撃から28年、着実な捜査 城崎容疑者逮捕 日本赤軍実態解明急ぐ

 「超法規的措置」での釈放から37年4カ月。日本赤軍メンバー、城崎勉容疑者(67)が米国から強制送還され20日、帰国した。警視庁公安部は捜査本部を設置し、釈放後に関与したとされるインドネシアの日本大使館襲撃について本格捜査に着手する。28年9カ月前の事件捜査に時間の壁もあるが、潜伏中に他のメンバーと接触した疑いもあり、日本赤軍の活動実態についても調べる方針だ。

 公安部は、捜査の過程で新たに城崎容疑者が迫撃弾の発射された現場の部屋に宿泊していたことを突き止めた。昨年秋からジャカルタに捜査員を相次ぎ派遣。迫撃弾発射にも関与したと判断し、殺意の認定もできるとして殺人未遂容疑での立件にも踏み切った。「時間がたってもできる捜査を行い着実に進めてきた」と捜査幹部は力を込める。

 1996(平成8)年、ネパールで身柄拘束された城崎容疑者は、米ワシントン連邦地裁の公判で関与を否認したが、迫撃弾が発射されたホテルの一室で採取された指紋や、似た人物の目撃証言などが採用されている。

 「事件当時、現地で得られた資料や、米国の司法当局が裁判で採用した証拠をつきあわせる捜査が中心になる」と捜査幹部は話す。城崎容疑者は黙秘しているとされ、新たな供述を得るのが困難な見通しだ。28年という時間の壁もあり今後できる捜査は限られているとみられ、全容解明は容易ではない。

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