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「データ改竄ない」国内最大臨床研究J-ADNI問題、東大第三者委が報告書 再始動へ

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「データ改竄ない」国内最大臨床研究J-ADNI問題、東大第三者委が報告書 再始動へ

 アルツハイマー病の早期発見などを目指し、全国38医療機関が参加する国内最大級の臨床研究「J-ADNI(アドニ)」で「データが改竄(かいざん)されている」と内部通報があった問題で、東大の第三者委員会が「改竄に当たる恣意(しい)的なデータ修正はなかった」とする報告書をまとめたことが21日、関係者への取材で分かった。

 国と製薬会社が30億円以上を投じながら、内部の研究者の告発で疑念が生じ、約1年間にわたってストップしていた巨大プロジェクトが再び動き出すことになる。

 関係者によると、第三者委は、上書き修正され閲覧不能になっていたサーバー上のデータをすべて復元するなどして、修正の経緯を解析。事実と異なる不適切な修正が3件見つかったが、いずれも後に正しいデータに直されており、「人為的なミス」と判断されたという。

 改竄疑惑は今年1月に発覚。軽度のアルツハイマー病患者らの物忘れの症状を調べる心理検査の開始時間が、データを管理するデータセンターの指示によって「不正に書き換えられた」などと、内部の研究者が厚生労働省に通報した。

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